●弾道ミサイルは、発射から10分もしないうちに到達する可能性があります。
●弾道ミサイルが日本に落下する可能性がある場合は、Jアラートにより緊急情報が伝達されます。
●情報伝達は、飛来する弾道ミサイルに注意が必要となる対象地域に、都道府県単位で絞り込んで行われます。
●対象地域には、市町村の防災行政無線、携帯電話の緊急速報メール、テレビ、ラジオ等により情報伝達されます。
●なお、携帯電話の機種によっては、緊急速報メールの受信を使用者が手動で設定する必要があります。
●ミサイルが着弾した場合、激しい爆風や建物等が破壊されたことに伴う破片などが発生します。こうした爆風や破片などによる身体への被害を避けるため、状況に応じた避難行動をとる必要があります。
【屋外にいる場合】
●着弾時の爆風や破片などを避けるため、近くの建物(できれば頑丈な建物)の中、又は地下に避難してください。
【建物がない場合】
●着弾時の爆風や破片などを避けるため、物陰に身を隠すか、地面に伏せて頭部を守ってください。
【屋内にいる場合】
●着弾時の爆風で壊れた窓ガラスなどによる被害を受けないよう、できるだけ窓から離れる、又は窓のない部屋へ移動してください。
【自動車の中にいる場合】
●燃料のガソリンなどに引火するおそれがあります。車を止めて近くの建物の中、又は地下に避難してください。
●建物や地下施設がない場合は車から離れ、地面に伏せて頭部を守ってください。
●高速道路など、車から出ると危険な場合には、安全な場所に車を止めて車内で姿勢を低くしてください。
【列車の中にいる場合】
●窓から離れた中央に移動し、姿勢を低くしてください。
●Jアラートによりミサイルの落下場所等についての情報が伝達されます。状況に応じた行動をとってください。
【日本の領土・領海に落下】
●ミサイルが日本の領土・領海に落下したと推定された場合は、落下場所等が伝達されます。続報が伝達されるまで引き続き屋内に避難して、テレビ、ラジオ、インターネットなどを通じて情報収集に努めてください。
●行政からの指示があればそれに従って落ち着いて行動してください。
●近くにミサイルが着弾した場合は、屋外にいる場合は口と鼻をハンカチで覆いながら現場から直ちに離れ、密閉性の高い屋内の部屋、又は風上に避難してください。屋内にいる場合は換気扇を止め、窓を閉めて目張りをして、室内を密閉してください。
【日本の領土・領海の上空を通過した場合】
●ミサイルが日本の上空を通過したことが確認された場合は、その情報が伝達されます。引き続き屋内に避難する必要はありませんが、落下物がある可能性がありますので、不審な物を発見した場合は、決して近寄らず、直ちに警察や消防、海上保安庁に連絡してください。
【日本の領域外の海域に落下した場合】
●ミサイルが日本まで飛来せず、領域外の海域の落下したと推定される場合は、その情報が伝達されます。引き続き屋内に避難する必要はありませんが、不審な物を発見した場合は、決して近寄らず、直ちに警察や消防、海上保安庁に連絡してください。
●落下物には有害な燃料が付着している場合も考えられるため、決して近寄らず、直ちに警察や消防、海上保安庁に連絡してください。
●消防や警察が危険だと判断した場合には、設定された防護措置ゾーン外への避難または屋内退避などの措置を講ずる場合があります。市町村や消防、警察の指示に従って行動してください。